浦河訪問

      浦河訪問 へのコメントはまだありません

昨年の後半から企画していた
「To a heart of children」
プロジェクトの第一弾は
浦河にある児童養護施設「北海暁星学院」へ
行って初めて完結となるのです。
正直ライブを乗り切るのも
大変だったとは思うのですが、
でも、本当のところ子どもたちに会うのも
相当ドキドキしていました。
どういう風に受け止めてくれるのかな?
やろうとしていることが
本当に子どもたちのためになるのかな?
逆に余計なことをして
子どもたちを傷つけたりしないかな?
など様々な思いが頭を巡り
一言で言うなら緊張していたようです。
基本的には何かをしていきたい
という強い思いから、音楽を通して
チャリティーが出来ればと始めたけどね。
だけど「寄付」とかは初めての試みだし、
良いのかダメなのかさえも分からないんですよ。
今回訪問させて頂いて分かったことは
子どもをテーマにしていくのは
簡単なことじゃないんですよ。
やる以上、覚悟と責任が必要だと思った。
児童養護施設で言えば、
何らかの事情で親と一緒に暮らせない
子どもたちが住む世界だから、
日々起こりうる出来事はシビアなことだし、
「可哀想」なんて簡単に
言っていい言葉ではないんだと思う。
そして外部から見るイメージと
内部の事情も相当違う。
交流会の後に院長さんと
1時間にわたってお話をさせて頂きましたが
楽しい話もあったけど、
後半は胸が痛くなる話ばかりでした。
プライバシーの観点から詳細は省くけど、
どうなってるだ日本は?
と言った一派からの発言もよく分かる。
直接、顔を見て交流をした
子どもたちの笑顔の裏には
様々な感情や想いがあるんだと
改めて感じることが出来ました。
それでもほんの端っこを見たに
過ぎなんだろうけどね。

さて交流会の様子なのですが、
写真は後日UPするとして・・・
(我が家のカメラ壊れちゃって(汗)
後日データもらうことにします)
まず、俺から挨拶をするんだけど、
ここでも言葉を一つ一つ頭の中で
確認しながら選んで話しました。
自分の中で重要視したのは
子どもだからという考えは捨てて
可能な限り対等な大人という意識を持って
話すように心がけました。
ちゃんと話せたのかは、
やっぱ緊張していたからか
実は良く覚えていません。
でも言いたことは言えたと思います。
その後、一人一人手渡しで、
図書券とお菓子を渡しました。
みんな「ありがとう」って言ってくれましたよ。
年齢的にぶっきらぼうな子もいたけど(笑)
そして・・・歌うんですが・・・
まぁ~絶好調に風邪をひいておりまして
声のコンディションは最悪で・・・
歌だけはやめておけば良かったと
今でも思う・・・(苦笑)
でもね、子どもの中には
ギターやってる子もいて、
「どうやって弾いているの?」
って興味を示してくれたみたい。
そういう声があっただけでも
まぁ~やって良かったんでしょう(汗)
最後に小学生の子どもたちが
毎週水曜日に練習しているという
太鼓の演奏を聴かせてくれました。
十数名もいるから音も迫力あったし、
素直に上手いと思った。
正直泣きそうでした。
こちらこそ「ありがとう」でしたよ。
最後の最後に学院を代表して
高校生の子が俺たちに挨拶してくれて
「今後も自分たちのような人たちのために
活動していってください」
と言ってくれました。
自分たちだって、色々あるだろうに、
それでも他にも同じ境遇の人たちがいることも
ちゃんと理解していて、この子たちは
現実を受け止めながら生きているんだよね。

本当に簡単なことじゃない・・・。
だけど、俺はやっぱり続けていこうと思います。
余計にそう思った。
多分難しいんだろうけど・・・
いつか児童養護施設自体の
必要がなくなる時代が
来ることを願いながら、微力ながら、
今後も子どもたちのために
出来ることを続けようと思います。
学院の院長さん、スタッフの皆さん
そして、みんな本当にお世話になりました。
マイミクのちびっこさん、お父さんも
本当にありがとうございました。
KAZ一派のみんなも、お疲れ様でした。
来年以降も頑張って行きましょう。

広告 Google

コメントを残す