音楽に壁はない

今日新聞に掲載された、サブタイトルです。
早速朝チェックしたんですけど、
いきなりビックリですよ。
あれだけ大きく取り扱って頂けるとは
思っても見ませんでした。
やっぱ素直に嬉しいですよね~新聞に載るって。
どういう事でも良いです。
車椅子に乗っているから、
面白そうだから、歌が良かったからなど、
KAZという存在に興味を持ってくれたらと思います。
新聞を見て興味を持ってくれた方、
どうぞよろしくです!!(笑)
今回取材をして頂いた記者さん、
本当にありがとうございました。
画像は↓
新聞記事
道新のLINKは↓
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20070328&j=0019&k=200703286282
3/30追記 記事UPします。
       記事内容の著作権は北海道新聞にあります。
       写真はいいよね??(苦笑)
いざ”路上”へ 
車いすミュージシャン「KAZ」さん 17日から狸小路でライブ再開

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「春」を待ちわびるミュージシャンがいる。雪が解け、暖かくなると、大好きな路上ライブができる。「KAZ(カズ)」こと、熊野宏和さん(30)=札幌市西区=。生まれつきの病気で、車いすの生活を送る。人を励ますような前向きな曲が好きだ。春の訪れとともに、元気のわく歌を、札幌の街へ届けに、外に出る。
 十七日昼、休日でにぎわうJR札幌駅の東コンコースに、熊野さんの伸びやかな歌声が響いた。
 「安いギターでも 思い切りならせ 心に届くはずさ 下手でもいいさ 今の自分を 見せつけてやれ」
 地元アーティストに開放しているJRタワーのステージへの出演資格をかけた公開オーディション。ノリが良く、ファンに評判のいい自作の「メッセージ」など二曲を歌い、見事合格した。
 熊野さんがギターを始めたのは二十歳のころ。高等養護学校を卒業後、何もしていなかった時期だった。幼いころから好きだった音楽に挑戦しようと、自分で抱えられる一回り小さいギターと、好きな日本のアーティストの楽譜を手に入れた。
 手足の関節の筋肉が収縮したまま伸びない「先天性多発性関節拘縮症」で、体を思うように動かせない。最初、普通の弾き方通り、左手の指を下から回し弦を押さえようとしたが、うまくできなかった。悪戦苦闘の末、ある時、上から押さえればいいことに気付いた。一年がかりで福山雅治の「遠くへ」をマスターした。
 弾けるようになると、「むちゃくちゃ楽しかった」。朝から晩まで練習し、作詞作曲も手掛けるようになった。今も押さえられないコードがある。だが、「そのコードを使わず、曲を作ればいい」。明るく前向きに、音楽と付き合っている。
 二○○○年から一人暮らしを始めた。いまは西区の印刷会社で働きながら、音楽活動を続ける。
 人前で歌い始めたのは三年前。当時の同僚の路上ライブを見て、かっこいいと思った。大型連休中の大通公園に行き、思い切って歌い出した。「車いすが珍しいからか、結構聞いてもらえた」。間もなく狸小路の三丁目に立つようになった。
 今年の路上ライブは四月十七日から再開する。毎週火曜日の夜八時半から一時間半程度。「分かりやすい曲を、一人でも聞いてくれる人がいれば歌いたい」と考える熊野さんにとって、路上は格好のステージだ。
 ほかの路上ミュージシャンは随分若い。自分はこれでよいのか考えたが、気が済むまでは続けるつもりだ。それも、「ジャーマネ」(マネジャーの意味)と冗談交じりに呼ぶ友人のサポートがあってこそという。
 「メッセージ」はどんなに下手であいまいな言葉でも、自分の気持ちを素直に伝えようという思いを込めて作った。
 「全(すべ)ての出来事が 上手(うま)くいくとは思わないけど 運命だというなら 変えてやるさ」
 「音楽に壁はない」。そう確信している熊野さんの夢は、一曲でいいからヒットを出すことだ。曲やライブの日程を紹介している熊野さんのホームページはhttp://kaz-sing.com/(細川智子)
<写真:JR札幌駅の東コンコースで自作の曲を歌う熊野さん。前向きで明るいメッセージのこもった歌声に、多くの人が足を止めた=17日>

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