光が丘学園訪問

 

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既に月日は流れ大変申し訳なく思っておりますが
訪問記録は残さねばならないというわけで
訪問の際の内容を描いていきたいと思います。

まず最初にお忙しい中、
大勢での訪問を快く引き受けていただきましたこと
あらためて御礼申し上げます。

児童養護施設への訪問も4件目になります。
毎回感じるのは、本当に施設ごとにあり方が違います。
今まで訪問させていただいた施設では
大凡の一日のルールがあったと思います。
光が丘学園さんでは、基本的な食事、へ行くなどの
ルールは存在するものの、他のことに関しては
子どもたちの自主性を尊重することにして
自分たちで決められるようにしているということです。

これは第3者側からみると、
そういう施設の作り方もあるんだと驚かされました。
固定概念ではあったと思うのですが
起床時間から消灯に至るまで、
一日の流れに沿ったルールがあってこそ
施設の運営が成り立つんだろうと考えていました。
いろいろ話しを聞いていく内に、
自分の浅はかさを痛感させられます。

当初の光が丘学園さんは、ぎっちぎちに固められた
ルールがあったんだそうです。

そのせいもあって、外部(この場合は近所だったり
学校、あずけている親など)からは
とても評判の良い子どもたちで、
光が丘学園さんの評判も良かったそうです。

施設側からすれば、それが良いことなんだろうと
思っていたのかも知れませんし、
子どもたちも、それが普通なんだろうと
思っていたのかも知れません。

ここからは、正直どこまで書いて良いのか
悩みどころではあるのですが、
包み隠さず話していただけたということは
それも含めて取り組んでいたと思われますので
敢えて書かせていただきたいと思います。

光が丘学園さんでは、過去に職員から子どもたちへの
内部虐待があったようです。
実際にニュースにもなったとのことです。

それが発覚して以降、今の施設長さんを基に
改善に取り組みはじめ、組織の改編、
理事全ての解雇、職員の入れ替えなど
さまざまな改革を行ってきました。

相当なご苦労があったと思います。
子どもたちに至っては、新組織の元で
自分たちで自由に決めて良いんだと
突然の方針換に、今まで信じて
行ってきたこと自体が否定されてしまったので
誰を、何を信じて良いのか分からなくなってしまい
改革当初は施設も荒れ放題になってしまった。

地域の人や、学校の先生や親などからも
何をやっているんだと反発も強く
根気よく説明していくしかなかったそうです。

子どもたちに対しても根気よく話し合いを重ね
失敗したとしても責めることはせずに
どうして失敗したのか、ダメだったのかを
自分たちで考えていくようにしていき
結構な時間がかかったものの
以前の体質からは改善されてきたとのことでした。

体制が変わったことにより、子どもたちも
自分で考えるようになってきたり
施設側も親と綿密に関わっていくようになり
親の考え方や、接し方を変えていくことにより
親元に帰っても、また施設へ戻ってくることも
減っていったということです。

できあがっている体制や考えを変えるというのは
並大抵の気持ちで、やっていくことは
難しいと思いますが、それを乗り越えてきた
子どもたちや、施設職員さんには
素直に凄いなぁと感じました。

あと他の施設とは違うなと思ったのは
光が丘学園さんでは光が丘学園基金というものを
創設して、私たちのような外部からの寄付に関しては
本来は一切手をつけずに、大学進学への資金や
就職する際の必要備品の購入に充てられています。
もしかすると他の施設でも、こういうものは
作っているのかも知れませんが
今だけではなく将来のことを考えて
取り組む姿勢には素晴らしいなと思います。

ただ今回の私たちの寄付に関しては
1月の雪中レクの一部に充てられて
残った金額については、上記基金に充てられるそうです。

 

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自分たちの活動は、ほんの一片を
垣間見たに過ぎませんから、
現状は知らないことだらけだし
たまにとんちんかんなことも言っている
可能性も否定はできませんが
それでも子どもたちへの
続けていかないと行けないなと
思い知らされました。
身が引き締まる貴重なお時間でした。

お忙しい中、お付き合いくださいました
施設長の小野様、の方々、
笑顔で接してくれた子どもたち
本当にありがとうございました。

そして一緒に訪問してくれたKAZ一派のみんな
本当にありがとうございました。

どうにか今年も継続して頑張っていきたいと思います。
今後とも、ご支援・ご協力の程
よろしくお願い申し上げます。

活動レポが遅くなってしまい
本当に申し訳ございませんでした。

23年目も~

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