人生いろいろ

      人生いろいろ への2件のコメント

何となく記録に残したくて書いてみます。

5/19に実の父が永眠しました。
GW前から、食べては嘔吐を繰り返していたようで、
体調が良くないとは伺っていたけど、
まさか余命幾ばくもないとは思ってもいませんでした。

もう危ないと聞かされたのが、5/11で妻の誕生日と結婚記念日でした。
夜に連絡が来たため、詳細もはっきりせず、
息子を連れて行くタイミングも曖昧だったので、
翌日朝に父の元へ行くことにしました。

実際に父の元へ伺うと、一年半ぶりの父は痩せ細っていて
ショッキングな姿でした。
少量の水分でも嘔吐をするため、点滴による水分確保と、
少しの栄養を補う程度の処置しかできなかったようです。

そもそも父は、血液の癌的な病気と腎臓病を患っていたことすら
実は知りませんでした。

元々、大きめの病院へ定期通院しておりましたが、
GWということと、既に治療の余地がないということ
コロナ禍ということも合わさって
入院もできず…なす術もなく在宅での看取りとなりました。
今は入院すると面会すらできないし、家族にも会えず
一人寂しく旅立つよりは、何とか自分たちと、
訪問看護を利用して、本人にも希望を伺い、
最後まで看取ると決めました。

実の父という妙な書き方をしていますが、
両親は幼少期に離婚しておりまして、
私には実の父と、育ての父がおります。
離婚して以降、一人で生きてきて、父の兄弟くらいしか親戚はおらず
子は姉と私しかおりません。

親戚も高齢で、しかもコロナ禍ということもあり、
付き添えるのが、結果姉と私家族しかいませんでした。
息子がいることと、私が横になれる環境もないため、
昼は私と妻で付き添い、夜は姉に付き添ってもらうしかなく
昼の合間に訪問看護が来てもらうを繰り返しました。

父は日に日に衰弱していき、慣れない介護や付き添いに
我々も疲れ果てていましたが、何とか気力のみで乗り切っていました。

これは私個人の捉え方ですが、寿命といえば寿命なんでしょうが
疲弊しきった我々をみて、迷惑をかけないように
早めに旅立ってくれたのかなぁと感じています。
確かにしんどかったけど、そんなつもりはなかったんだけどなぁ。

最後の2日は息子も含めて泊まり込みをして、
とても天気の良い、全員が揃った昼間に
父は旅立ちました。
直前まで呼吸とか辛そうで、背中が痛いを繰り返していたけど、
最後の最後は、すーっと楽になったような
穏やかな顔をしていました。

ただただお疲れ様と、ありがとうしか言葉に出せなかったよ。

その後、医者に看てもらい死亡が確認されました。
医者の「良い人生だったと思います」という言葉に
涙が止まらなかった。

連絡先が不明になり、25年ほど疎遠になって、
3年前にやっと交流を再会したばかりだっただけに
一人で生きてきたのは、寂しかったろうなぁと思うと
胸が張り裂けそうだけど…。
それでも再会できたことにも意味はあるんだろうし、
今回看取ることができたのも意味はあるんだろうと思う。

40代で障がいを負い車椅子生活になり、
晩年は複数の病気も抱えながらは
しんどい日々だったろうなぁと思う。
自分なら耐えられる気もしないくらい
激動と孤独の人生だったように感じますが
最後の最後に子どもに見守られて旅立てたのは
理想の形だったのかなと思います。

本当に長い間、お疲れ様でした。
天国でゆっくり過ごしてください。
数十年後に私も逝くので、その時は今までの分を
取り戻すように沢山話をしましょう。

しかし亡くなったからといって、
悲しんでる余裕がないくらい、やることが多過ぎて
人が亡くなることの大変さを痛感しております。

葬儀屋への連絡、葬儀・火葬の手配、
役所や、部屋の引き払い、各手続きの手配、
今は相続の手続きなど、
多様に渡り翻弄されています。

相続の手続きなんて、数ヶ月かかるんだね。
でも流れを全て知りたくて、何とか自分でやろうとしています。
相続の書類に関しては、最後行政書士さんに
確認してもらおうと思いますが、
流れを知っておくだけでも、母や育ての父の時にも
経験が活かせると思うので、やりきりたい、
今はその想いだけで動き回ってます。

後、今回の看取りの期間が余りにも読めなかったので、
今月で仕事は辞めました。
それについても相当悩んだけど、仕事までの余裕はなかったし、
最後まで看取ると決めたので後悔はしていないです。
当面、失業給付を受けながら、ついでに在宅での仕事を探そうと思います。

息子を育てるには頑張らねばならないけど
無理をしても身体にいいことはないので、
無理を極力減らす在宅にし、通勤の悩みからも
解消され、
結果オーライになるように頑張っていきます。

全て落ち着いたら仕事を探します。
取り敢えずは、人生を見つめ直すことにするよ。
みんなもいろいろあれど、家族は大切にね。

2 thoughts on “人生いろいろ

  1. 矢田 奈見衣

    ひと言ではとても言いあらわせませんが、お父様にとって家族と共に最期の時間を過ごせたことは幸せだったと思います。
    ご冥福をお祈りいたします。

    私は仕事がら相続手続きを行うことがありますが、人が亡くなった後の慌ただしい時に慣れない手続きをするのは大変だといつも思っています。
    あまりお力にはなれないと思いますが、何かあればお声かけ下さい。

    Reply
    1. kaz-sing Post author

      >矢田奈見衣さん

      コメントありがとうございます。
      最後を一緒に過ごせたことは、本当に良かったなぁと思ってます。
      少しでも喜んでくれたなら良いなと願うのみです。

      相続手続きの業務も行われているんですね。
      心強いです。
      今のところ何とかなってはいますが、困ったら相談させてください!!

      Reply

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