メメント・モリ

古代の将軍が【人は何時かは必ず死ぬ。その時を思い、
生きている今を大いに楽しみなさい】という
意味合いで使った言葉だったらしい。
なので、本来の意味では【今を楽しめ】というのが正しい様です。

 

本日、実の父が亡くなって一年が経ちました。
あっという間の一年だった気がします。

突然の余命宣告から連日通い続けて
在宅で看取ると決めて一週間後のことでした。

激動過ぎて記憶が曖昧だけど、
交代で見守りながら、自分は丁度昼ご飯食べているときに
奥さんから電話連絡あって、早く来てくれって言われて駆けつけると
本当に息を引き取る瞬間で、最後にお疲れ様、
ありがとうと伝えられたのは、
後悔が残らずに済んでよかったなと思ってます。

いろいろ身体もしんどくて大変だったろうに
息を引き取る間際は安らかで穏やかな感じでした。
初めて人が亡くなる瞬間を見ましたが
不思議と怖さなどはなく、スッと時間だけが過ぎていった感覚でした。

その後、訪看の看護師さんや担当医に連絡を取って
死亡確認をしてもらって、担当医から我々家族に向けて
「良い、人生だったと思います。」
という言葉があり、それにより緊張の糸が切れたのか
涙がやっと溢れてきた記憶があります。

まぁ~それ以降はバタバタの連続だったし
詳細は昨年の日記にも上げたので省略しますが
落ち込んで泣いてる暇もないってことだけは
経験して初めて知りました(汗)

人の死に初めてきちんと向き合えたことは
貴重な財産になったし、生きていられること自体
当たり前じゃなく奇跡なんだってことを
身をもって教えてくれた気がしています。

天国で身体の痛みや辛さから解放されて
大好きな大福を食べてのんびり過ごしていることを
心より願っています!!

22日に一周忌を行います。

30周年記念は「一人ひとりに天の使命があり、
その天命を楽しんで生きることが、
処世上の第一要件である。 - 渋沢栄一」からのあでゅ〜♪

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